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問いを通して、自分の“源”へ還る ― Minamoto no Oto in Paris

パリの街に、柔らかな光が差し込む。

Minamoto no Oto in Paris(旧ミヒワカ対話会)当日の天気予報は雨でした。
だけど、まるでこの時間を待ちわびていたかのように、雨雲の隙間から太陽が顔をのぞかせはじめる。

その陽の光は、これから訪れる【心の対話】を歓迎してくれているように感じました。
そして対話会が始まると、参加者のみなさんの表情やまなざしが、少しずつやわらいでいくのがわかる。。。

パリの対話会で、実際に相談されたのは3人。
人数としては、少ないように感じるかもしれませんが、誰もそうは思わなかったでしょう。

なぜなら、一人ひとりとの対話に、まるでパリで交わされる挨拶のような敬意とまなざしが注がれていたから。
時間をかけて、“その人の源”にじっくりと寄り添う—— その姿勢が、とても自然で、むしろ豊かに思えました。

これが、パリスタイルなのかもしれない。

目次

寄せられた想いに耳を澄ます

この日の対話会は、まるでパリの空気のように、静けさと丁寧さ、そして深い安心に包まれていました。
一人ひとりの言葉に耳を澄ませ、その奥にある感情や気づきが静かに場に溶けていく—— そんな時間が、そこには確かに流れてました。
  

まず最初に語ってくれたのは、人生の大きな節目を迎えようとしていた方でした。
「32年間の会社員生活を終えて、来月末に退職します」 そう語った男性の言葉には、覚悟と少しの不安がにじんでいました。

今はドイツで暮らしているけれど、これからは日本に拠点を移し、3ヶ月ごとに暮らす場所を変えていくという想い。 自由になれる喜びと、本当にやっていけるだろうかという声。その両方を抱えていらっしゃいました。

WAKANAさんは、あたたかく語りかけます。

これからの安定は、“ご縁”でできていくもの。組織に頼らなくても、人とのつながりで生きていけます

道端で土を耕すおじさんとの挨拶・・・そんなささやかな関わりが、未来を支えてくれるご縁になり得ること。 その景色がふっと浮かんで、私の胸にも「日常にあるささやかさ」の大切さが静かに広がっていきました。
 

ミヒロさんからの問いはこちら

どんな人と どんなご縁の紡ぎ方をしたいですか?


「肩こりがずっと続いていて、どうしても抜けないんです」
そう語った女性の表情は、少し困ったような、でもどこか自分を見つめようとしているような、そんなやわらかさがありました。

話していくうちに、その肩こりは“こうしたい”と願ったときに強くなることが見えてきて。

WAKANAさんはやさしく語ります。

それはきっと、“本当の願い”を押さえ込もうとしているサインかもしれません

家庭では感情を出せる。でも、職場や友人の前では静かになる。
それは、表に出すことをどこかで許していないのかもしれない。

そのとき、私はふと自分の肩の感覚にも意識が向いた。

WAKANAさんはさらにこう添えました。

気づいたら、こう言ってあげて。『もう、これはいらないよ』って

その一言は、思っていたよりも深く、私の中に沁みていった。

自分が無意識にしていることには気づけない。
そんな時は身体が発する小さなサインを見逃さず、そこにある「本当の声」に目を向けることが大切。

ミヒロさんからの問いはこちら

無意識のうちに押さえつけていることは 何?


「人との関わりが増えてきて、以前より摩擦や疲れを感じるようになりました」
そう語った方の声には、自分の繊細さを大切にしてきた人らしい、静かな強さがありました。

関係性が広がるほどに、エネルギーの配分が難しくなる。
全部に応えきれないことへの葛藤。

WAKANAさんはこう語ってくれました。

“古い船”の手綱をまだ握っていると、エネルギーが吸い取られてしまう。そっと手を放して、“今の自分に合う船”へ乗っていいんです

ここでいう“古い船”とは、過去に自分を守ってくれたやり方や関係性、既にしっくりこなくなっている習慣や役割などのこと。

手放すには勇気がいるけれど、それを握り続けることで今の自分が疲れてしまうなら—— やさしく「ありがとう」と伝えて、次のステージへ進んでいいのだと、改めて感じさせてくれる言葉でした。

その言葉に、参加者だけでなく、私自身も深くうなずいていた。

対話の最後に、WAKANAさんは「船」のたとえについてもう少し補足をしてくれました。

“古い船”を降りるとき、それが悪いものだったわけではなく、ただ“今の自分にはもう合わなくなった”ということ。そう気づけること自体が、すでに前に進んでいる証なんです

過去に守ってくれたやり方や関係性に、感謝の気持ちをもって手を放す—— それは、決して逃げることではなく、誠実な選択であるという安心感が、あの場に静かに広がっていました。

自分に正直でいるって、今の自分(の感性)を選ぶこと。
過去の経験から得た成功体験があったとしても、その居場所が心地良いとしても、時に潔く放すこと。それが誠実な選択になるのだと思えた。

ミヒロさんからの問いはこちら

乗りたい船に乗っている人達は どんな人達ですか?

どの問いにも、その場にいる近くの3人ほどでシェアし合う時間があります。

誰かの答えにふれること、自分の内にある本当の声(音)を言葉にすること。
そのささやかな対話が、自分自身の“答え”に向かう道標になっていたように感じます。

このブログでは、実際の相談やWAKANAさんからの“音”をすべて掲載しているわけではありません。それは、リアルの場でしか伝わらない温度や間合いがあるからです。
いつか、あなたにもこの時間を体験してもらえたらと思っています。

対話を終えて。WAKANAさんからのことば

この日、印象的だったのは、誰かが話しているときの場の“静けさ”でした。
それは決して緊張や遠慮からくるものではなく、 話している人の奥にあるものを、みんなでそっと受け取ろうとするような、あたたかく誠実な空気でした。

問いに答える、というより、問いを共に感じる。 その温もりと敬意に、私たちは深く引き込まれていたのだと思います。

問いには、すぐに答えを出さなくてもいい。
本当は、問いと一緒にいられる時間こそが、かけがえのないプロセスなんじゃないか。 そう感じられる空間でした。

ミヒロさんWAKANAさんの在り方には、やさしくてまっすぐで、 でもその芯には、問いと共に在り続けてきた人の“深い静けさ”があります。

言葉の表面だけではなく、その奥の“源”に触れることで、 私たちは、自分自身の奥に眠っている「まだ音のない声」にも耳を傾けたくなる—— そんな感覚を覚えました。

そして最後にWAKANAさんが届けてくれたことばは・・・

わたしたちは、それぞれの“源”から来た音を持っている。周りの音に合わせすぎず、自分の音を思い出して、響かせてほしい。たとえ今はまだ、それがどんな音かわからなくても。きっと、ふとした瞬間に聞こえてくるはずだから

きっとその音は、他の誰かに証明するようなものではなく、 自分自身がそっと確かめていくもの。

それが聞こえるようになるには、焦らなくていい。
自分の心の奥に、耳を澄ますだけでいいんだ—— そう思えたことが、何よりの贈り物だったように思います。
 

私たちは、つい“正しさ”や“役に立つ答え”を探してしまう。
でもきっと、本当に大切なのは——

「自分の中にある問いに、正直に向き合うこと」。

そしてその問いは、静かな場所に置かれたときに、ようやく輪郭を帯びてくるのだと思いました。

対話の先に、見えてきたもの

対話と問いかけを通して、私たちは”本当の自分”に近づくためのヒントを受け取る。
その一つひとつが、自分の今を見つめる小さな灯りとなり、また次の一歩へと繋がっていく。

そんな時間の終わりに、WAKANAさんが優しく、静かに、でもまっすぐに伝えてくれたことばがありました。

WAKANAさんからみなさんへのことば

自分の“こうすべき”という思いを一度手放してみてください。
本当はこうしたい、こんなふうに生きたい、そう思ったときに、無意識のうちにブレーキをかけていることがあるかもしれません

 
でも、その“サイン”は身体や感情を通して、ちゃんと私たちに届いています。
どんなに小さな違和感や引っかかりでも、それはあなたの中にある“本当の願い”の声かもしれません。

 
だからこそ、問いを通して、その声に耳を澄ませてみてください。
 
そして何より、あなたのそのままを大切にしながら、新しい船に乗ってください。
古い船と別れる必要はありません。それらはいつだって、今のあなたを支えてくれる大切な存在です。

 
でも、今はもう、新しい景色を見に行ってもいい。
あなたの感性が向かうほうへ、舵を取っていきましょう。

このことばが、読んでくださったあなたの心にも、静かに届きますように。
 

対話から生まれた「問い」一覧 & これまでのレポ

  • どんな人と どんなご縁の紡ぎ方をしたいですか?
  • 無意識のうちに押さえつけていることは 何?
  • 乗りたい船に乗っている人達は どんな人達ですか?

ただ在るだけで、自分も周りも光らせ、幸せにして、この世に貢献する在り方
それが、ライフメンター。

絡まっていたものや悩んでいたことが
道導(みちしるべ)だったのだとクリアになることができる。

そう在るために、
生きる上でどう捉えていいかわからなかったことを
その考え方、扱い方、答えの導き方など
一つひとつ丁寧に、ミヒロさんとWAKANAさんがお話しします。

   

りんごろ

最後まで読んでくれてありがとう
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