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湯気の立つほうへ「深めたいご縁、距離を置くご縁」

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「運」というものを眺めてきて

今日は主観で書きます。
長い間「運」というものを眺めてきて、いま私が思うのは——

運とは、その人が放つエネルギーが結ぶ人間関係だということ。

ここでいう「ご縁」は、
名刺の枚数やフォロワー数ではなく、湯気の温度みたいなもの。

寒い時に、手をかざすとじんわりする、あの感じです。

まず、深めたいご縁

落ち込んだ夕方、
事情を根掘り葉掘り聞く前に
「ご飯行こ。今日は私が出す」と連れ出してくれる人。

正しさより温もりを、先に差し出せる人。

修羅場の夜、「よくやった!」はなくても、
コーヒーを温め直しながら
「まあ座れ」と笑ってくれる人。

こちらが
「さっきの、実は聞き漏らしました」と言えば、
「じゃ、もう一回ゆっくり」と速度を合わせてくれる人。

こういう人たちといると、競い合いの表示が消えて、対話に安らぎが戻る。

年齢も立場も価値観もばらばらで、テーブルの料理みたいに多彩。
だからこそ違いが「運の根っこ」を育て、心の灯が弱い日でも、炭のように熱が冷めにくい。

一方で、静かに距離を置きたいご縁もある

誰も競っていないのに、
いつも一手先に「上」へ回り込む人、
人がいる場で先に「下」に回り込む人。
上下関係しか育めない人。

「さっき寝てた?」に
「寝てません、まぶたを休ませてただけです」と、
正直さより「無傷」を選ぶ人。

雑談に
「それ、前から知ってた」とわざわざ旗を立てる人。
どうでもいいから雑談なんだけどね!

手柄は早押し、責任はスライド。

対話が、情報の交換から点数の計算に変わる瞬間、場の空気は淀んでくる。
悪意があるとは限らないけれど、「要らない競争」が積み重なると、共同作業は難しくなる。

ここで、りんごろてき提案

「バカになってもいい自分」を持ち歩く。
いわゆる、いじられ役も楽しめる余白。

カッコいい(かわいい)主役だけがすべてじゃない。
いろんな役を演じられるから、名優なのです。

「ごめん、今の聞こえてなかった」
「もう一回、ゆっくり教えて」
「それは私のミスです」
この3つは、冷戦をいったん休戦に変える合図になる。

それで怒られる日もあるけれど、
その怒りを受けとめた先でしか、次の対話は始まらない。
温め直したコーヒーみたいに、関係の温度は戻っていく。

そして不思議なことに、運も一緒に温まり直す

上がる時も下がる時もあるのが運なら、自分の温度で「持ち」は変わる。
勝たなくていい場面で勝たない勇気は、運の鍋底に小さな焦げつきを作らない知恵でもある。

結論をはっきりと。
運は、あなたのエネルギーが結ぶ関係の質で、強くもやさしくもなる。

深めたいのは、温もりのご縁。
距離を置きたいのは、採点表がちらつくご縁。

私は今日も、湯気の立つほうへ足が向かいます。
静かに、でも迷わず。

最後に。

  
運は、自分のエネルギーが決める。

出来事に反応して立ちのぼる感情と、内側の温もりの源は別もの。
そのどちらを拠り所にするか。

選ぶたびに、運の向きは変わります。

 

りんごろ

最後まで読んでくれてありがとう
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