そこは
ただ『絵』を上手く書くということを教えるのではなく
その『絵』から見える子ども達の心を捉え
見過ごさずに育てていきたいといった、先生の意向がある教室。
その先生は
子ども達が通った幼稚園の先生でもありました。
長男君は年中の時にその先生に担任をして頂きました。
先生は幼稚園を退職される時
『その後の(幼稚園卒園後の)子ども達をも見て行きたい!』
と強く感じ、教室を始めたそうです。
他にも色んな講師もされており
様々な形で『子ども』を育てておられるプロなんですよね・・・
子どもの資質、今の姿、これからを見る事に関して
幼稚園時代からかなりの定評があった先生でもあります。
園長をお願いしたいと引き抜きもあるようなんですが
まず最初に教室の子ども達に話し
『まだここで先生をして~』
と言った声を大事にしてくれてます。
この世の中の貴重な先生の一人だと思っています。
先日、子ども達の書いた絵を元に
「今、こんな事を思い考え過ごしているんじゃないか?」
と、一人一人に話して下さったそうです。
長男君は見事に当てられ
「やっぱ、先生はスゲ~!!!」なんて言って帰ってきました。
その先生が
みんなに書いて欲しいと言って『お題』を出したそうなのです。
りんご
家
魚
みんなが書いたものは同じ様な『絵』になったそうです。
りんごは赤く丸いものの上に茶色の棒。
家はレンガ色で煙突があって真ん中に窓、横にドア。
魚はほとんど頭は左にある。
みんなが同じ様なものを想像して書く事が
何となく恐いんだとも話したそうです。
どう似せて、周りに見てもらう事を考えて書くより
どう思って書くかが大事なんだと感じたと、長男は言ってました。
ホンッとそうだよね。
創造を楽しみ、創り出すことにワクワクする、
そんなことをもっと体験できたらいいなと、親心に思います。
親として、右に倣えの子を育てるんじゃあなく
様々な経験を見守る姿勢を持つことを、改めて感じさせてもらいました。
いやぁぁぁ
子育ては、自分育てであります。