新しい年になると、自然に考えてしまうことがあります。
わたしは両親とは早くに 今生での別れがあったので
なぜ、このような人生を歩み、
何のためにこの経験をし、
わたしの使命があるとするなら、どのように生きたらいいのだろうか?
ということについて、です。
先日、お風呂で「祈り」についての本を読んでいて
ふと、母が毎朝祈っていた光景を思い出し
涙がとまらなくなりました。
こみ上げてくる感覚に浸り、
そのまま流れる涙の温かさに、次第に心が安らいでいきました。
「悲しみ」の涙ではありません。
その涙はもう出し切って、その感情もこの10年間で味わいきったと思います。
流れた涙は、
まだ未熟だったわたしでは感じ取ることのできなかった
母という女性の持つ愛を
悲しみという感情を超えた先にある光からの視点で
感じ入ることができたから流れ出たのだと思います。
毎朝の「祈り」にこめた愛。
それは丸ごとすべてを引き受ける潔い愛でもありました。
わたしが想うより、
もっと未来を想って祈っていたんですね。
心に直接感じ入った「愛」というのは
言葉も出ず
ただただ涙が溢れてしまうものですね。
ハッと息を呑んだかと思ったら
ほろほろほろほろと涙に変わる。
なんというお正月なんでしょう、と思ってしまいました。
昨年から、ラブカードトレーナー養成講座を通して
感じてきたことがありました。
トレーナーの方々が
人生に真剣に向き合い、行動を変えているということです。
インストラクター養成講座をすぐに開講していいのですが
「大切なことを大切にする」という
自分の身近なところから見つめていく方がほとんどで
育つ、育てる=育ち合う
まずは自分から!
そんなエネルギーをどの方からも感じ続けました。
(こっそりとみなさんを感じています。)
どんな事があろうとも
積み重ねていくしかない絆。
パートナーシップとは、そんな世界です。
それは人間関係のベースだとも思います。
そこに真摯に向き合うトレーナーのみなさんがいる。
わたし自身の生き方も問われるな、、、と
深く感じていた2018年の1年間でした。
わたしの父は、自分のビジョンを描きながらも
それらを表現することが苦手で、
気持ちの方が先走り、
分かってもらえないことに怒りを抱いている間に
意見もアイデアも地位も信頼も
他人に奪われていきました。
周りに疑いしか持たないようになり、
苛立ちは母に暴力でぶつけ、暴れ、
最後はアルコールに溺れて
自分を失くしていきました。
母は、コツコツと懸命に働き、
父を諭すのですが、それが裏目に出ることが多く、
その傍ら
病気の祖父母や兄妹の病院の付き添いに追われ
好きなことをすることも
そんなことを考える時間も
父といる間は、なかったように思います。
子どもだけが生きがいだったと
言い続けていましたね。
そしてその晩年では
恩を返すように「祈り」の時間を持ちながら、
友と旅行にも行き、
変わらずコツコツ働き、家をキレイに整え、
孫たちの成長と娘への愛情で生きたように思います。
父にはビジョンをカタチにする自己信頼、
愛からの気持ちで周りと育ち合う意思、
そして、それらを表現する力が
自分にあることをゆるさず、恐れの選択をし、
母は、好きなことをする自由、
たくさんの愛を与えることはしても、受けとめることに制限を持ち、
喜びよりは、心配と常識を優先していたと思います。
そのように生きるしかなかった時代なのかもしれません。
これらはわざと、
光の視点からではない書き方をしています。
このような2人の間に生まれることを選んだわたしは
ここから光を見出し、カタチにすることを決めていたのでしょう。
もちろん、光は別にもあります。
カウンセリングなどで、相談されるようになって11年目。
感情を超えた先にある
光からの視点で
出来事を感じ入ることができたら
と
自分のことも含め、思い続けてきました。
それが自分を育むことであり、
まわりとも育ち合うことで
生まれきた種が「実」となる
人生のプロセスのように感じることはしばしば・・・
育てるとは
育てられ
育ち合う。
ご縁が繋がってこそ、深められる。
それはとてもありがたいことなんですよね。
当たり前じゃなく。
そしてパートナーシップには
自分の「使命」に気付かされるような出来事があり、
自分の生い立ちからの感情も大きく絡んでくる。
それらに向き合うかどうか?
かもしれません。
身近な人ほどしんどい、と言われる所以はそこなんでしょうね。
でもそれは
光から見れば
身近な人が宇宙一の味方になってくれるほど
豊かなことはない!
ということなんですよねっ❥
去年は「育成」を始めた最初の年だったので
試行錯誤の一年だったのですが、
今年からは
光にフォーカスしながら
ご縁を深めることにエネルギーを注ぎ
育ち合えたらいいなと思っています。
あなたもラブカードトレーナーのひとりになりませんか?