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年齢を重ねて できない自分と向き合うこと

今思えば、50代に入る少し前から、身体に小さな異変が起こり始めた。
その時は、「体調不良かな?」くらいにしか思っていなかったけど、これが「更年期障害」の始まりだと気づいたのは、ずいぶん後だった。

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目次

肚を括る

至って健康で、「体力あるよねー!」と言われ続けた私は、「更年期障害」とは無縁かもしれないと思い込んでいた節がある。
なんだって人それぞれなのに、過信というものは、気づきを遅らせるものだと本当に思う。

私にまず現れたのは、ほてり(いわゆるホットフラッシュね)、むくみ、関節の痛み、頭痛、なんとなくある滞り感。
これらの症状を「完治する」ことに目が向き、最初は受け入れて付き合っていく考えに及ばなかった。

目に見えて「どこかが悪い」わけじゃないから、周りの人も変わらずに接する。だけど、無理をしてる自分に気づきはじめた頃、「パートナーにだけは、わかっていて欲しい」という気持ちが芽生えた。同時に、パートナーは自分の鏡でもあるから、【私が私をいちばん理解し、受け入れることから】だとも感じた。

自分で言うのも何だが、私は頑張り屋だと思う。そして、頑張っている姿をあまり人には見せてこなかった。つまり、弱さを見せることはイヤではないが、照れくさいのだ。

あー
そこからはじめるのかーーー

と肚を括ることから、私の更年期は始まった。

自作自演

話はそれるが、母を亡くしてから、母の日記を読んだ時、「こんな気持ちだったんだなぁ」と後で知ることがあった。それも子どもに心配をかけたくない母なりの愛情だと思ったが、良いことだけじゃなく、寂しさや痛み、悩みも分け合えたらよかったな、、、と、私は思った。

その想いがあるから、弱さを見せることに照れがあるという、(実はどーでもいい)自分の長年の思考は、側にいる人にとっては「残念な気持ちにさせること」だとも感じられた。

なんかさ、
人間って、
生まれた時は真っさらで、
生きてく中で
色々と身に付けていくんだけど
余計なものもついちゃうじゃん。

でも、
余計なものは
起きる出来事によって気づき
流れていくよう
何回も何回も
人と出来事を変え
繰り返しているんだろうねー

で、
どれもこれも
実は、
自分が
ことを起こしているんだろうねー

by 自作自演

大切な人がいるということは、気づきやすいし、自ら気づこうとするよね。

身体が愛しい

弱さを見せるということは、私にとって「痛い」とか「しんどい」、「気持ちが沈む」、「落ち込んでる」、「悲しい」ということを口にし、原因であろうことや状態までを適切に口にすることだ。

シンプルに言うと、自分の症状、状態、そこに気持ちを入れて伝えること。
病院に行けば、当たり前に伝えるだろうことを、照れるなんてヘンテコな話なのだ。

我ながら、、、面倒な自分なのさ、何事もことを起こすのはw

でも、
改めて思ったことがある。
この身体、愛しいな、って。

考えたら50年近く、どんな時も一緒に動いてくれた。だから身体にこそ、「キツイ」とか「できません」を言わせてあげたくなったというか。身体の声をもっともっと聞いてあげようと、この歳になって強く思ったんだよね。

そして今度は、私の方から寄り添いたい。

できない自分と向き合うということは?

年齢を重ねて、できない自分と向き合うということは、また自分を愛おしむ時間を持つということだと思った。

漢字は「更年期」だけど、実は「更年期」は【光年期】だと、知り合いの女医さんから聞いたことがある。なぜなら、この年齢は、子どもがいるならそろそろ独り立ちを始める時期だし、いろんな経験を重ね、改めて自分らしい自分の時間が戻ってくる時期だからだそう。

もう一度、自分の光を探すことだと私は受け取っている。

眩しい中で光を探すことは難しいけれど、暗い中なら難なく光を探し出せる。その暗い役割を、身体が担ってくれたと思うと、本当に「身体さんありがとう!」って思うよねー。

年齢というものは、重ねるほどに自分の意見を曲げられず、意地にもなりやすかったりするけれど、それがある限りは、暗闇から抜け出せない。できないことを潔く受け入れ、代替案を見つけられる自分でいたいなってより思う。

 

このような2.3年のプロセスを経て、今までやってきた活動のその先に行きたいと思うようになりました。
最近は、20代の若い人たちから相談を受けることも多く、次世代を応援したい気持ちがより強くなりました。そんな中でやろうと思った活動がこちらです↓


りんごろ

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