『お母さんに逢って来るね。』と。
うちは末代まで女ばかりで
そんなことも色々考えて
母は永代供養を選び、ご先祖様をお寺に預けてきたが
何年か前に、急に『お墓』を建てると言い出した。
姉は反対したのだけど
私は、母がご先祖様と一緒にお墓に入りたいんだと思い
それが母の出来ること・したいことだと捉えて反対せずに
『お母さんがそう考えたのなら、それでいいよ』
と話した記憶がある。
まさか自分が
その建てたお墓に1番に入るとは思ってもなかっただろうが
実際はそうなってしまった。
母の納骨の時
母の母(私から言えばお婆ちゃんね)もお墓に納めることが出来たのだが
母の父のお骨は、書類上等の関係で時間がかかり、結果的には一緒に納めることは出来なかった。
それで、今回やっとご先祖様の納骨が出来る段取りとなった。
本来なら私もそこへ向かう予定だったのだが
娘ちゃんの『運動会』と重なり、私は行けず・・・
母の最も信頼していた姉と
母の弟が行ってくれる運びとなりました。
正直な気持ちは
私もお母さんに逢いたかったぁって思う。
でもここは姉達に任せて
私は今ある目の前のことを精一杯をやるしかないと考え、
娘ちゃんの初の『運動会』を見守ろうと思い直した。
人生はタイミングかもしれない、
だからその最善の時を待とう。
それも大事なのではないかと・・・
無理にタイミングを合わせようとしても、それは無理な上でのこと。
自然じゃない。
きっと
自分のタイミングで、合う日が来るのを待つことが大事だと思った。
だから姉と叔父に託して
私は娘ちゃんの運動会を楽しもう!と考えました。
今、母に逢えたとしても
私が伝えたい言葉は変わらず一つ。
『ありがとう』のみ。
その言葉は
いつか母に逢える時に、直接伝えようと思います。