好きな人に会いに行く!
という言葉を聞くと
中学の頃からの親友を思い出すことがある。
彼女はもうこの世にはいない。
高校の時の失恋を機に
何かが欠けてしまったのか
彼女は奔放になった。
日々忙しく、
いろんな人に会いすぎて、
話すことはコロコロ変わる。
家にはほとんど戻らない、
居場所を探している、とも言っていた。
わたしは彼女に
何度も何度も「あんたらしくない」と言い、
家にも押しかけて
「本当は〇〇したいんじゃないと?」
と聞いていた。(九州弁)
それから少しして
好きな人に会いに行く!と言い、
彼女の姿は街から消えた。
19のとき、バッタリ会った彼女は
相変わらず奔放で
話もコロコロ飛んでいた。
そして その表情のまま、、、言った。
「わたし、子ども13回堕ろしてる」と。
言葉より
彼女の傷みが押し寄せてきて
わたしは瞬時に泣いていた。
「何しとん!
カラダ傷めて それでいいはずないやろ!
何で平気な顔しとる!
今、大丈夫なん?
これからどうしていく?」
と聞いたら
「雅美は変わらんね!
みんなわたしを変わったと言って
興味を持って近寄っては、
やっぱり変!と言って離れる。
寄り添ってくれる人はおらん。
それに慣れた。
雅美は寄り添ってくれるのに逃げてごめん。
でも、本当に会えてよかった!
そう思えるのは雅美だけ。ありがとう。」
と言って あっという間に去った。
その後、
ある病院に入院していると聞いたが
わたしは面会できなかった。
好きな人に会いに行ったのに
好きな人に大切にしてもらえないのは
寄り添うことを恐れるから。
愛を受けとめるより
与えすぎることで 寂しさを埋めるから。
愛されることを
自分にゆるしていないから。
それは相互ではなく
一方通行だから。
大切にしたくても
恐れて逃げられたら
大切にしてあげられない。
大人の恋愛相談を聞いていても
人間関係でも
根っこは
「寄り添う」
と
そのプロセスの
「育み」
だと感じる。
大切にする、だけじゃなく
大切にされる、ことも やってる?
関係性がうまくいかないとき、
本当は、寄り添うことを恐れてるのかもしれない。
その2つをポイントにして伝えています!
寄り添い合い、分かち合いたい人に。