白ブタちゃんの5年秘めた片思い

小学生の頃、ある男のコにつけられたあだ名が
「白ブタ」。

それ以来、ブタちゃんには親近感をもっていた。

何故かって?

そのあだ名をつけたそのコは、
5年間秘めた片思いの相手だったからであーる。

でもそのコは
いたずらっ子たちと
いつもいつもいつも
わたしを からかうようになって、

笑えていたそれらのからかいが
段々度を越し、

笑顔が消えて
イヤな気持ちになるほどまでに執拗になった。

当然、
わたしの片思いは萎んでいった。

ブタちゃんへの親近感は、未だにある♡

人には
「優しさ」があれば「冷たさ」もある。

そのどちらだとしても
誰かに向けると言うことは
与えるということだけれど

どちらで表現してしまうか、に
その人の「今」の心が現れる。

どうしても意地悪したくなっちゃった
そのコの心には
そちらを選ぶ事情があったのだろう。

その表面的な言動ではなく
心のもっともっと奥にある
「動機」になる出来事の根っこを見つめる。

わたしが見ちゃうのは
いつもそこ。

そしてそれが今は仕事になっている。

恋愛相談が多いのは
きっと恋愛には、それらが如実に現れるからだろう。

からかいの度を超えたそのコが
いたずらっ子たちと群れていない掃除の時間に

「人に涙を流させるようなことをしたら
自分は血の滲むような思いをするんだって。
婆ちゃんがいつも言ってる」

と話したら
それ以来ピタリとやめて
いたずらっ子たちと群れなくなった。

脅しではないw

何年か前に小学校の同窓会があり、
そのコはどんな大人になっているのだろう?と
思っていたが欠席だった。

まだ「白ブタ」に似てるか
聞きたかったのにー。

りんごろ

読んでくれてありがとう。

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