高校生になって次男坊は変容した。
蛹が蝶になるように
男のコから「男」に。

週初めは可燃ゴミの日。
わたしは朝早くの空気と陽射しに触れたくて
ゴミ出しは楽しみのひとつにしているのだが
次男坊が進んでゴミ出しをするようになった。
彼曰く
「朝から良いことをしたら気持ちいい」
そうだ。
なのでわたしはベランダに出て
空を仰ぎ、深い呼吸をする。
ひとつずつ、
やってきたことが
誰かに渡って思うのは
こんなに温かな気持ちにさせてくれて
ありがとう、
という感謝と
わたしも少なからず
そんな気持ちを与えていたのかな?
と思える安堵感。
循環して、自分に戻ってきて
味わうことで
いろんなところから
エネルギーが注がれていることを実感し、
じわじわと喜びが込み上げる。

男のコが「男」になると
何かをしてあげると言うよりは
受けとって「ありがとう」の
繰り返しになる。
ウチのコらは弁が立つからw
受けとらなければ、受けとるまで 喋り倒す!
娘っこは思春期だから
受けとることが面倒で、態度で示すことが多いのだが
トゲトゲしていても、愛情なんだよね。
まだ未熟だってことだけで。
手を出しすぎたり、
何でもしてあげようとしたり、
心配したり、
責任を負ったりすることが
「母の役目」だと思ってきたときもあったけれど
「男」になった男のコたちは
いとも簡単にそれらを「しなくていい」と表してくれる。
これも成長の証。

女性の「受容力」こそ男性を育てる
子育てでも痛感したこと。
息子でも
男性としての熱い情熱や
愛を循環させる心からのエネルギーは
ピュアで、真っ直ぐで、素晴らしいと思う。
それらを受けとり味わうことは
女性としても、母としても 喜び。
素直に受けようと思う。
小さな頃は暴れん坊だったり、
わちゃわちゃしていたり、
なんでそうする!?と思うような
落ち着きのない行動をとっていた男のコ。
でも
いや、
そんなコほど受けとめたら
溢れんばかりのエネルギーを循環させて
より男としての本能を発揮する。
見事に「男」になっていくものだと
毎日実感するばかり。
わたし達、親は「過去」
子どもは「未来」
未来は今を変え、
過去をも包んでくれるなぁと思いまする。
委ねて受けとる。
ほんとそれだけで廻るね!
女性の「受容力」
もっともっと引き出したいっっ