オンラインサロン Little Sky

エンディングに目を向けるということは

週末、東京でひとつの資格を取った。
その資格はマンダラエンディングノートファシリテーターです。

こちら↓のマンダラエンディングノートは
心のどこかで思っている「終わり」を自然に可視化できるノートです。

でも、
わたしはこれまで、自分のエンディングについて考えることは避けていた。

両親を突然亡くしたわたしには
「終わり」を考えることは「別れ」と繋がる重いイメージがあったから。

父は事故で、
母は脳梗塞で突然この世を去った。

それから
いろんなことを考えさせられた。

何かわたしは悪いことでもしたんだろうか?
わたしは不運なんだろうか?
どうしてこのタイミングじゃないといけかなかったのか?
最後に電話で話したとき、異変はなかっただろうか?
何も気づけなかったわたしは、人として失格なんじゃないだろうか?

どうして生んでくれてありがとうを言えなかったのだろうか?

母の死から七回忌くらいまでは
そんな考えをすべて手放すことはできなかった。

娘が大きくなるにつれ
自分の幼い頃と娘を照らし合わせることが多くなった。

無邪気で元気でよく笑う娘♡

もしわたしが、いつか突然亡くなったとして
娘がわたしと同じように
いろんな後悔罪悪感責任感で自分を覆っていたら
わたしは心底悲しむだろうと思った。

化けてでも(笑)、どんなことをしても

そんなこと思わないでーーー。
あなたがいて本当に嬉しかったのよーーー!!!!!

と神さまに抗議してでも娘に伝えに行くだろう、と。
(神さまごめんなさい。例えです)

わたしのことは忘れていい。
今の人生を生きてーーー!!!
歩いてーーー!!!

と思うし、

何かわたしは悪いことでもしたんだろうか?
わたしは不運なんだろうか?
どうしてこのタイミングじゃないといけかなかったのか?
最後に電話で話したとき、異変はなかっただろうか?
何も気づけなかったわたしは、人として失格なんじゃないだろうか?

どうして生んでくれてありがとうを言えなかったのだろうか?

これら↑をこう変換して返すだろう↓

悪いことなんかしてないよっ!むしろいい子だよっ!!!
不運?あなたが生きてることが周りの幸運だよっ!!!
ここで人生を終わらせます!って生まれる前に決めてきただけなのよっ!!!
最後に電話で話したとき、声が聴けて嬉しかったよっ!!!
人としてもママにはさいこーだよっ!!!

生んでくれてありがとうなんて
生まれてきてくれたことでお返ししてるんだよっ!!!

そう思えたとき
娘が生まれて、母がわたしにかけた言葉を思い出した。

この子はあなたを必ず助けるよ。

母は、すべて知ってたんだ。
わたしの知覚なんて小さく狭い・・・
自分の考えだけで、自分を責めてる・・・ことも。
その上でわたしを愛し続けてくれてたのだろうことも。
そんな気がしてならなかった。

もうやめよう。

わたしはわたしを信じる!と決めてから
母の遺した日記を再度読んでみた。

そこにはわたしと姉をいつも思う気持ちがたくさん記してあった。
以前はそれを見ると、
お母さんの想いに
ちっとも答えられてなくてごめんなさい
と思っていた。

けれど
再度読み返したときは

こんなに愛を与えてくれて、
大切にしてくれて、
「わたし」として生まれきて、お母さんに出逢ってよかった。

いや、
わたしとして生まれたかったんだ。

そんな風に思える自分に変わっていた。

そこにいくまで
わたしには年月が必要だったけれど
母を亡くしてからの時間とご縁は、不思議といろんなことに気づかせてくれた。

本当は幼い頃、それを知ってたはずだったことも。

母の日記を再度読むことで
それは確信にも変わった。

想いは伝えるだけでなく、遺すこと。

それは遺す方も
遺された方も
どちらをも結ぶギフトになると、今のわたしは思っている。

だからエンディングノートを自分も記し、
伝えたい想いがある度に、書き連ねておきたいなと思うようになれた。

25957605 - the moment of death of a loved one

人間の致死率は100%

エンディングに目を向けるということは
「人生の終わり」ということではなく
自分の人生の大切な基盤を創るリスタート。

そして
わたしらしく終えるために
やっておきたいことをやり、
最後はどんな風にこれまでの「ありがとう」を伝えるのか、
人生というストーリーのあとがきまでを
わたしは描きたいと思った。

関わり会えた人たちに返すことができるなら、と。

りんごろ

最後まで読んでくれてありがとう
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