座布団一枚!に筋一本!!!

ようやく子ども達3人が
新しい生活にも慣れ始め
リズムが出来てきたこのごろ・・・
自分の時間の使い方も
考え始めるようになった。
やっと出来た『ホッと出来る時間』なんで
苦手だった事に取り組んだり
趣味に・・・
なんて思っているのだけど
やはり誰かと話したり、笑ったりも欲しくなる。
結局、人に生かされ、助けられているんだよね。そんな時に田舎の母から電話があった。
母は私の結婚と同時に一人暮らしが始まった。

娘二人はどちらとも遠方で暮らしてるし
仕事もある。

病気で入院中の弟の世話もしているから
なかなか会う事も出来ない。

よく「スープの冷めない距離の所に嫁に行って欲しかった」
なんて笑いながら言っていた。

でもその後すぐに
「贅沢だよね。
みんな元気に暮らしてるし孫は5人もいる。
近いだけが幸せじゃないのよね・・・」
と付け加えていた。

定期的に沢山の食材を私と姉に送ってくれるし
子ども達の誕生日や特別な日は忘れずに
お祝いもしてくれる。

いつも元気で励ましてくれてるが
その日の電話の声は明らかに曇っていた。。。

どうしたのかな?と思って長々と話した。
やっとポロポロと話し始めたかと思ったら

「最近は私ばかりが電話をかけていて
娘二人はちっとも気にかけてくれてない・・・」
と、そんな事をダーッっと一気に話した。

少し涙声だったと思う。

元気そうな声が少しでもあったら
「そんなん言わんで、話してるからええやんかぁ
いつも忘れてる訳ちゃうし
夏休みには帰るから」
なんて笑いながら言っただろう。

でも、本当に寂しくて
抜け道が見つけられないという声だったから

「気付かなくて本当にごめんね・・・
忙しさにかまけてたね・・・」
と言う言葉しか出なかった。

本当にそうだったから。

母だから大丈夫って事はないのにね!
そうしたら母は急に
「あっ、こんなん言ってあんたを困らせてしまったね
ダメだねぇ、これだから年をとると気弱になって
やんなっちゃうよ。ごめん、ごめん」と言った。

その声に少し明るさが出始めていたので少し安心した。

「お母さん、私も連絡するし
何か話したくなったらいつでも電話ちょうだいよー。
そして、今迄甘えさせてもらったし
これからも甘えたいからそんな本音も言ってよね。

ちょこちょこそんな愚痴聞いた方が
ためて爆発されるよりいいからぁ
それから、こっちにもどんどん遊びに来なよ~
うちと姉ちゃんの所に交代で長く居たらいいやん。
ねっ?」

と、冗談も混ぜて話したら

「相変わらず言いたい事ばかりやね!」
と笑いながら
「でも、そうするわ」と言っていた。

私も少し時間が出来て楽になったー!と思ったけど
誰かと話したり、笑ったりしたいなぁとも思った。

一人でいる母は尚更そう思うだろう。

それが娘で解消されるかどうかは別として
人に気にかけてもらってるという気持ちはどれだけ救われるか・・・

そんな事にも気付かなくて悪かったなぁと思ったし
周りにいてくれる人、それぞれにも
そんな気持ちをなるべく持ちたいなと思った。

日々過ごしていると、
自分にとって良い人だけを大事にして、後は見えなくなってくるもんなぁ

視野が狭くなって
結局は身近な人を見落としているかもしれないし・・・

自分の時間も大事に過ごしたいけど
誰かを思い
一緒に笑い
『も~う、お腹ねじれちゃうわ~
楽しくてぇぇぇ
りんごろさんに座布団一枚!』
なんて言ってもらえる様に・・・

あれ?なんか違う???

『人』に生かされている事を忘れずにいよう。
そんな一本、筋の通った思いを
子ども達にも教えていきたい。

りんごろ

読んでくれてありがとう。

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