土台。

長男君は6年生。
運動会での毎年恒例ラスト種目『組体操』は6年生の定番。
今年は例年とは少し違ったものも取り入れるらしく
毎日練習に励んでいる腕。
長男君は学年で2番目に大きい子なので
何をするにも『土台』になるであろうことは
本人も自覚していた。
(もちろんほぼ土台を受け持っている)
そして毎日体操服を真っ黒(正確に言うと真っ茶色茶色)にして帰って来る。
「頑張ってるんだな~」とその体操服や練習内容を聞く度に思っていた。

そんなある日
買物帰りに学校の側を通りかかった時
6年生が組体操の練習をやっていた。
長男君は周りの子より頭一つ出ているんで
いつもはすぐに見つけられる。
だけど・・・だけど・・・
今日はよく見えない・・・
あれ?・・・
そう、その組体操をやっているみんなに
あまりにも感動して
涙でよく見えないのだ!!!
どの子が欠けてもダメで
皆が集中してないと上手く出来ず
暑い中
すごく真剣な顔つきの子ども達を見て
たまらなく涙が出た。

私はいつも子ども達を通しながら
大事な事を教えられる事が多い。
幼稚園の役員をやった昨年度も
当初は『お役に立てれば・・・』と思っていたが
結局『やはりまたお世話になった・・・』が正直な感想だった。
いつもやった事以上のものを返してもらっている。
言葉や気持ちや学びを
今年度は小学校の委員を引き受けたが
ここでもそうなるに決まっている。
何かをさせて頂くことが結局自分にプラスになって戻ってくる事に
有難く感じるこのごろ・・・

長男君ではないが
私も子ども達の成長を通して
『心の土台』
築かせてもらっている様なものだ。

運動会当日は
そんな思いを含め
何度も涙を流し(鼻水もだろう!?
温かな気持ちになるだろう。

ありがとう。そして頑張れ~。

—–

りんごろ

読んでくれてありがとう。

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