つながり。

考えてみると
母が亡くなってから
とても良い方向へと導かれている様な気がする程
人とのご縁に感謝するこのごろです・・・

まず、母のお通夜、葬儀の時に出逢った
母が親しくしてたであろう方々は
皆、とても人の良さそうな
出立ちだけでも伝わってくる程の
深い愛情を持った方ばかりで
「お母さんはこんな中で生活してたんだ・・・
 そんな皆さんに見送って頂けて良かったね」
と、心から思えました。
そんな方々は
私と姉にも
沢山の母との想い出を深く語って下さりました。
悲しみの中で
温かな気持ちを頂け
とても有難く感じました。

そして・・・お互い忙しく過ごし
最近はなかなかゆっくりと話せてなかった姉とも
今迄以上に話し合え
より絆が深まったとも思います。

それから
故郷の親友やその家族
大阪での友達からも
フワリとした様な、言葉では表せない
温かく包んでくれている様な空気で
さりげなく接して頂き、嬉しく感じました。

で、昨日
長男君の幼稚園時代から仲良くしていた友達に
母が亡くなって以来、初めて会いました。
彼女は・・・
私が大阪に来て
初めて何でも話せ、信頼し、そして尊敬出来た友達です。
いつもどんな時も
相手を思いやり
その人の為に何でも出来る
飾らない、そして温かい人です。
久々の再会。
でも何より先に、母の事を聞いてくれ
自分の事のように様々な言葉をかけてくれました。
ただの慰めとかじゃなくね・・・
その彼女のお母様と何度も接した時に
『あれ?私の母とすごく似てる・・・』ともよく思っていました。
だからなのか
これもご縁なのか
よくわからないけど
彼女は
「すごいお母さんだよね。
 私も出来るなら
 そんな風に人生の幕を閉じたい・・・」
と、何度も言ってました。
彼女は今40歳。
そして母は63歳で逝きました。
その話をしていたら
「人生あと20年と考えたら
 意外とアッと言う間だね~。
 だとしたら
 すぐに経つだろうから
 1日1日をだらだらすごすのではなく
 いつもありがとうと思い
 大事に過ごさなきゃいけないね~」
と、言ってました。
「人は死ぬ時に一番伝えたいと思う事を伝える
 その時のための『死』と言うけど
 お母さんはそんな思いを一番伝えたかったのだろうね」
とも。
私が今、とても考えていた事を
その彼女が私に伝えてもくれました。
このタイミングで彼女に逢った事を
偶然とは思えないなぁと強く感じた瞬間でした。

母が大事にしていた
人とのつながり
敬いの心を
一番伝えたかった事なんだと
改めて心に刻んだ日となりました。

ありがとう。

—–

りんごろ

読んでくれてありがとう。

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