『色んな気持ち』と『ふと蘇る記憶』。

母の旅立ちをきっかけに
この夏は何度も故郷に足を運んだ。
最後に故郷を後にした時の
その新幹線の中で色んな事を思い出した・・・

結婚してから初めて故郷を離れ
これから過ごすであろう大阪に出発した時の記憶・・・
新しい始まりなのに、涙が止まらず
未知の土地で
これからどう過ごしていくのだろうと思った不安。
そんな時、隣にいた旦那に
「これから俺達の作っていく時間の始まりなんだから
 そんなに泣かずに、迷わずにやっていこう」と言われた・・・
でも涙が溢れて止まらなかった。
ただ一つ心に誓ったのは
『必ず自分の道を見つけ、前を向いていこう』
そんな気持ちだった。

そしてここ何年か
母が大阪に来て、帰りの新幹線のホームで見送る時の記憶・・・
母の後ろ姿を見ながら
『あとどれくらい
 こうして元気な姿を見送ることが出来るのだろう
 いつまでも元気でいて欲しい・・・』と願いながら
ありがとうと何度も言い手を振ったよなぁ

それから
毎年の帰省の最後の日。
実家を後にする時の記憶・・・
見えなくなるまで見守ってくれる母の姿に
とめどなく流れる涙を拭いながら
子ども達には「ママ、何で泣いてるの?」と言われつつ
『またここに帰って来るから』と自分に言い聞かせ
気持ちを奮い立たせていたよなぁ

いつも思っていた。
大阪に戻って来る度
『いよいよ大阪に近付くよ~!!!』っていう時
さぁ、頑張るぞ!って。
自分で自分に気合いを入れて切り替えていたような気がする。
それくらい母や故郷への思いもあったり
これからの時間をここで過ごすであろう大阪への思いもあったりで
私にとってはどちらも大事な時間がある大切な場所。
切り替えの時間もいつも必要でした。

そんな事を思い出しながらの新幹線の中。
ふと蘇る親友みーこの言葉。
確か母の葬儀の時か少し話したんだよね・・・
で、みーこは言っていた(と思う。)
「も~ちゃんからもりんごろを思ったメッセージが届いていたよ・・・」と。
その時の私はん?って
何が何だか頭の中で整理出来ずにいたけど
片隅でおぼろげに覚えていた。

で、その謎が解けたのであります。

も~ちゃんは今とても仲良くしている大阪での友達。
そしてみーこは故郷の友達。
そんな二人がブログを通して知り合い
私の事をとても気遣ってくれていた事を・・・
全然気付いてなかった汗
今回、自分の記憶を辿るべく
ブログを読み返していたのよね。
そこで、自分では記せなかった母の旅立ちの日について
親友みーこのブログをも読み返していたの。
で、初めて知ったという訳です。
みーことも~ちゃんの温かい気持ちを。
こうして
『故郷』と『今の生活のある大阪』での大事な方々の思いをも知りました。
今となって気付くなんて
本当に驚きと感謝で・・・
私の今迄の時間が線となっている事を
つくづく感じずにはいられないと同時に
改めて有難く感じました。

母の旅立ちを受け入れてはいるものの
やはり乗り越えるには時間が必要で
下を向きそうな気持ちのこのごろ
そんな温かな気持ちのおかげで
また前に進むべく志しを頂きました。

私はやはり人に生かされているなと
ありがとうという気持ちで一杯になりました。
今を一生懸命に生きること。
それが私には大事でやるべき事なんだよね・・・

ありがとう。

—–

りんごろ

読んでくれてありがとう。

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